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Search Consoleで生成AI機能による表示回数が見られるように

Search Consoleで生成AI機能による表示回数が見られるように

eyecatch

Search Consoleの「生成AIパフォーマンスレポート」をご存じでしょうか。Google検索のAI Overview(AIによる概要)やAI Modeで、自分のサイトへのリンクが何回表示されたかを確かめられるレポートです。2026年6月に一部のサイトで提供が始まり、8月31日に世界中のすべてのサイトへ広がりました。このレポートで何が分かるようになったのかを解説します。

POINTS
本記事のポイント
  • Search Consoleのアップデートが分かる
INDEX

見られるのは表示回数だけで、クリック数はまだない

対象になるのは、検索結果の上にAIが要約を出すAI Overviewと、AIと対話しながら調べられるAI Modeです。

見られる数字は表示回数(インプレッション数)です。ヘルプでは次のように定義しています。

Impressions are how many times links to your site were shown to a user in a generative AI feature on Google Search.

インプレッション数とは、Google検索の生成AI機能でユーザーにサイトへのリンクが表示された回数です。

この表示回数を、ページ・国・日付・デバイス(パソコン、タブレット、モバイル)に分けて見られます。9月24日からは検索タイプの絞り込みも順次加わっています。文字を入力した検索と、GoogleレンズやAndroidの「かこって検索」のように画像を使った検索を分けて見るためのものです。

一方で、クリック数・クリック率はありません。どんなコンテキストで表示されたのかも分かりません。それらは今後のアップデートに期待です。

これまでは通常の検索の数字に混ざっていた

AI OverviewやAI Modeに出たリンクの数字は、以前からSearch Consoleに入っていました。Googleのドキュメントによると、AI機能に表示されたサイトも、検索パフォーマンスレポートの検索タイプ「ウェブ」に含まれます。サイト運営者が困っていたのは、通常の検索結果に出た分と見分けがつかないことでした。

たとえば、表示回数は増えているのにクリック数が減っていたとします。検索結果の上に出るAI Overviewで用が済み、クリックされなくなったのかもしれません。ところが、AI Overviewに表示される機会が増えたのかどうかすら、数字では分かりませんでした。

Googleアナリティクス(GA)でも5月のアップデートで、AIアシスタントからの流入が分類されるようになりました。ただ、対象はChatGPTやGeminiなどのアプリで、AI OverviewとAI Modeは含まれていませんでした。

新しいレポートは、検索パフォーマンスに混ざっていた数字から、生成AI機能の分だけを取り出して見せるものです。

This data is included in the overall performance report, where it will continue to be tracked to give site owners an overview of the overall visibility of their site in Google Search.

このデータは全体的なパフォーマンスレポートに含まれており、サイト所有者がGoogle検索におけるサイトの全体的な可視性を把握できるように、今後も継続して追跡されます。

検索パフォーマンスレポートの合計は、これまでと変わりません。

どのページがAIの回答に出ているかが分かる

いちばん役に立つのは、ページごとの数字だと思います。どのページがAI OverviewやAI Modeにリンクされ、何回表示されたかが一目で分かります。

自社のページがAIの回答に出ているかを確かめるには、これまでは思いつく質問で実際に検索してみるしかありませんでした。Search Consoleのレポートを使えば、実際に表示された回数を確認することができます。

AI機能からの除外を選ぶ理由は、あまりない

8月31日からは、Search Consoleの「設定」に「検索の生成AI」という項目が加わっています。ここで、自分のサイトをAI Overview・AI Mode・Discoverの生成AI機能に含めるかどうかを選べます。

除外を選ぶと、これらの機能にサイトのリンクが出なくなり、AIが回答を作るときの材料にも使われなくなります。これらの機能からの表示もクリックもなくなります。

サービスや自社の紹介を目的としているサイトである場合には、除外を選ぶ必要はほとんどないと思います。というのも、自社のリンクが消えた分、似た内容を載せた他社のページが示されやすくなると考えられるからです。

流入への影響は、まだ分からないまま

AI OverviewやAI Modeから来たクリックも、検索パフォーマンスの「ウェブ」の合計には入っていました。そのうち何回のクリックがAI機能によるものかは現状まだ分かりません。GAでも切り分けられないので、Google検索のAI機能からの流入だけを測る手段は、今のところありません。

Googleは発表の中で、指標の追加なども含め、何がサイト運営者の役に立つかを探り続けるとしていますので、今後さらなる改善を期待したいと思います。

当面は、同じページ・同じ期間で数字を並べて、流入への影響を推し量ることになります。例えば、AIでの表示が増え、検索全体の表示回数は変わらないのにクリック数だけが減っていれば、AIの回答で満足しているコンテンツである可能性があります。

このような情報が分かるようになっただけでも、大きな進展であると感じます。

しかし、サイト運営者が本当に知りたいのは、AIの回答を見た人がサイトに来たのか、来た人が問い合わせや購入まで進んだのかのはずです。

Search Consoleでクリック数が見られるようになってほしいと、強く願っています。GAでAI OverviewやAI Modeからの流入を通常の検索と分けて拾えるようになることも必要です。表示からクリック、その後の問い合わせや購入までを追えて、はじめてAI検索に向けて何をすべきかを数字で判断できるからです。

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