リスティング広告に必要な準備とは?
リスティング広告は、検索語句に合わせて広告を表示する広告媒体です。
広告主はアピールしたい商品やサービスに関連するキーワードを設定します。
そのキーワードとマッチする検索語句を入力したユーザーに対し、広告が表示される仕組みです。
検索するという行為は、ユーザーの購買行動の重要なステップです。
商品やサービスに関連する検索語句で自社サイトが上位に表示されることは非常に効果が高く、リスティング広告を利用すると通常の検索結果を差し置いて上部に表示される可能性があり、有効な広告手段として活用されています。
本記事では、そのリスティング広告をこれからはじめるにあたって準備しておくべきポイントを解説させていただきます。
- リスティング広告の準備ができる
「成功 = ゴール」を決定する
どの運用型広告でも必要なことになりますが、まず広告運用のゴールを決定しましょう。
この場合のゴールは、可能な限り利益で考えるべきです。
利益を達成するのに必要な申し込みなどのコンバージョン数を割り出し、それを達成するためのクリック数を割り出す。というようにゴールを決定することで、広告運用で意識すべき指標が算出できます。
商品やサービスの強みを再確認する
自社の商品やサービスにしかない強みを再確認しておきましょう。
競合より突出しているものは何なのか、ユーザーに受け入れられているポイントは何なのかしっかりと理解しておくことで、キーワードや広告、ランディングページの内容を明確にすることができます。
キーワードを考える
キーワードの選定も必要です。
キーワードは、ターゲット層が検索しそうな検索語句から考える方法が基本的なアプローチです。
有望そうなキーワードを見つけるために、徹底的にユーザー目線で考えていきましょう。
自社が何を売り、どのように受け入れられているか、前述した商品やサービスの強みを基に考えられるキーワードを全て列挙しましょう。
また、検索語句の予測表示なども活用しキーワードの広がりを確認することも重要です。
見出しと広告文を考える
リスティング広告には、見出しと広告文が必須です。Googleのレスポンシブ検索広告は、見出しと広告文を中心に様々な組み合わせを試し、効果的な広告を自動生成します。
この機能を活用するために、ユーザーの検索意図や考えたキーワードと合う見出しや広告文を準備しましょう。
見出しなどの考え方については、下記の記事で解説しています。
ランディングページを用意する
リスティング広告には、着地先のWebページが必要です。
広告をクリックし、リンク先ページへ遷移することになります。
このページをランディングページと呼び、広告施策において非常に重要な要素となっています。
広告だけでは、伝えきれない商品やサービスの魅力をランディングページによって伝えることでユーザーのアクションを後押しします。
ランディングページの活用方法については、下記の記事で解説しています。
運用してからが本番
準備をしっかりして、運用を開始しても思ったような効果が出ないことが多々あります。
運用型広告は、広告の結果やランディングページの分析など各種レポートを確認し、次の対策・仮説を基に新たな施策を試していくPDCAを繰り返し実施することで効果を高める必要があります。
準備も大切ですが、PDCAを回していく日々の運用も非常に重要になります。
運用フェーズでマーケティングに取り組むリソースが自社にない場合は、外部の専門の会社に依頼することも検討しましょう。