Instagramのフォロワー以外の人にのみ公開する「トライアルリール動画」とは？

リール動画とは？

まずは、リール動画について簡単に説明させていただきます。

Instagramでは、様々なフォーマットでコンテンツを発信することができます。

普段の投稿として良く使われるフィード、フォロワーにのみ動画を共有できるストーリーズ、そして、フォロワーやそれ以外の人々にコンテンツを発信できるリールがあります。

リール動画は、TikTokの成功の影響を受け、若年層を取り込むためにMeta社がInstagramやFacebookへ追加したショート動画機能です。

短めの動画コンテンツが中心で数秒程度で終わってしまうようなものも多数あります。

Instagramは画像中心のコンテンツから徐々に動画コンテンツの割合も多くなってきており、Instagramの公開された情報によるとInstagramの利用時間の50%もの時間がリール動画の消費に使われているようです。

トライアルリール動画でフォロワー以外へアイデアを試す

Instagramは、エンゲージメント（いいね、保存など）を重視する世界観のプラットフォームなので、アカウントを運用するにあたって、可能な限り強い共感を得られるコンテンツを作成することに焦点が当てられます。

失敗が認められないわけではないですが、共感できないようなコンテンツを発信してしまうと大事なフォロワーがコンテンツひとつでフォローを外すことは容易に想像できます。

しかし、良いコンテンツを作成するためには健全なPDCA、トライアンドエラーが必要なことも事実です。

結果的に、大きく外さないだろうコンテンツを中心とした戦略をとることになってしまいます。

この状況を改善するために、フォロワー以外へのテストを実施できるような機能としてトライアルリール動画が実装されました。

この機能は、Instagramのプロアカウントを対象として順次公開されていくとのことです。

利用方法は、通常のリール動画作成と同じように作成し公開時に「トライアル」オプションをONにするだけでOKです。

公開したあとは、トライアルであることは他の人には表示されず他のリール動画と同じように見られます。24時間経過するとパフォーマンスを確認できるようになります。

パフォーマンスが良い投稿は、そのままリール動画として全員に公開される設定もあるようです。

詳細については、クリエイター向けの公式ブログをご覧ください。

さらに良いコンテンツを

コンテンツ作りにおいて、想定していた結果と実際の結果を比較することは非常に重要です。

トライアルリール動画は、大きなリスクを冒すことなくテストしフィードバックを得られる画期的な機能です。

Instagramはエンゲージメントを重視することが明確にアナウンスされており、コンテンツを評価するアルゴリズムに組み込まれていることが示唆されています。

トライアルリール動画のようなテスト形式の機能をコンテンツ作りに利用することで、エンゲージメントしやすいコンテンツを生み出すことができ、アカウントの成長の大きな手助けとなるはずです。

アルゴリズムを考慮したInstagramのアカウント運用については、下記の記事で詳しく解説しています。