LINE友だち追加広告について解説！

LINE友だち追加広告とは

LINE友だち追加広告は、 LINEアプリ内に広告を掲載し、LINE公式アカウントの友だちを効率的に集められる広告です。ユーザーは広告をタップするだけで、簡単に友だち追加することができます。

この広告は、友だち追加がコンバージョン（成果）になるため、広告運用初心者でも取り組みやすい点が特徴です。

さらに、LINEトーク画面やLINE NEWSに友だち追加広告を表示できるため、幅広いユーザー層にリーチできます。

友だち追加広告の特徴

安価に友だちを増やすことができる

友だち追加広告は、友だちを獲得した時のみ費用は発生するため、設定した予算の範囲内で効率的に友だちを増やすことができます

ターゲティングで質の高い友だち獲得が可能

エリア、性別、年齢、興味関心などを絞り込んで、広告を表示でき、質の高い友だちを獲得することが可能です。

またオーディエンスでは、サイト訪問者やLINEアプリ内のアクションデータ、LINE公式アカウントの友だち情報、自社で所有している顧客情報を友だち追加広告の配信に活用できます。

LINE友だち追加広告の出稿方法

友だち追加広告の出稿方法は2種類あります。

①LINE公式アカウントから配信する方法：簡単に出稿したい方や初心者に最適です。

②LINE広告から配信する方法：高度なターゲティングを行いたい方や運用型広告に慣れている方に向いています。

①LINE公式アカウント「友だち追加広告」

友だち追加のための広告を、LINE公式アカウントの管理画面から簡単に配信できます。

出稿までのステップ

1．請求先情報の登録（クレジットカード登録、請求書払い登録）

2．配信先ターゲットの設定（性別、年齢、地域、興味関心）

3．出稿予算の設定（1日の予算、総予算）

4．クリエイティブの登録（タイトル、説明文、画像）

5．出稿開始

②LINE広告から配信する「友だち追加広告」

LINE広告の管理画面から配信することで、より詳細なセグメントを用いて、ターゲットに配信することが可能です。

出稿までのステップ

1．LINEビジネスID　作成・ログイン

※LINE公式アカウントを既にお持ちであればIDを新たに作成する必要はありません。

2．LINE広告アカウント作成（請求先情報、詳細情報、クレジットカード情報）

3．キャンペーン設定（キャンペーン目的、掲載期間、キャンペーン上限予算）

4．広告グループ設定（ターゲット、入札、課金方法、1日の予算）

5．広告設定（画像、テキスト、遷移先情報）

6．出稿開始

LINE広告からの設定で詳細なオーディエンス配信を活用

LINE広告とLINE公式アカウントの違いはターゲティング機能です。LINE広告の友だち追加は「オーディエンス配信」が活用できるため、既存の友だちに似ているユーザーへのターゲティング、自社で所有している顧客データを基にしたターゲティングなど、より自社に適した友だちを効率的に増やすことができます。

●ターゲティングのポイント

最初は広めにターゲティングを設定します。最初から詳細に設定しすぎると、広告が配信されるユーザーの母数が少なくなってしまうため、性別・年齢、居住地など狭めすぎないことがポイントです。

広告予算

友だち追加広告は、1万円から出稿が可能です。友だち追加の最低設定価格は入札方法によって異なり、入札方法は「自動入札」と「手動入札」の2種類です。

友だち追加単価は、ターゲティングや日予算、入札金額とクリエイティブの品質などによって変動しますが、目安としては200～400円程度です。

●予算のポイント

広告予算は、「増やしたい友だち数×CPA（1人あたり獲得単価）」を目安に設定してください。また、機械学習を活用して効果を高めるためには、1ヶ月に40イベント以上の蓄積が推奨されます。広告配信は3ヶ月以上継続することで安定した成果が得られます。

クリエイティブの作成とポイント

友だち追加広告のクリエイティブは、静止画または動画で構成されます。広告フォーマットや配信面に合わせて複数のサイズパターンを用意しましょう。タイトルやディスクリプションの工夫により、配信効果を最大化できます。

クリエイティブのポイント

・タイトルの違いだけでも配信効果に差が出るので、複数案を用意し検証を行いましょう。

・複数のフォーマットを用意し、それぞれに最適なクリエイティブを作成しましょう。

・同一の訴求内容のみではなく、複数の訴求軸や表現のパターンを作成しましょう。

画像制作のポイント

・視認性が高く、強調したいことがパッと見て印象に残りやすいよう意識しましょう。

・サービスの具体イメージや友だち追加で得られるメリットを明記しましょう。

広告審査で気をつけること

LINE広告の審査は、①広告アカウント、②広告（クリエイティブやランディングページ）の2種類があります。

広告の審査においては、法令やガイドラインへの抵触を避けることが重要です。また、ユーザーの使い勝手に配慮し、不快感を与えないよう心がけましょう。

広告アカウントを含め、LINE広告の審査は5営業日ほどかかるので、予め広告配信スケジュールなど確認しておきましょう。

※LINE広告入稿規定広告審査ガイドライン：https://www.lycbiz.com/jp/service/line-ads/guideline/

※LINE広告の審査日数について：https://help.linebiz.com/lineadshelp/s/article/L000001650?language=ja

友だち追加した後のLINE公式アカウントの運用

友だち追加広告で友だちを増やしたあとは、ユーザーの興味関心を高め、ファンになってもらうことが重要です。ユーザーにとってメリットのあるキャンペーン情報やクーポンだけでなく、自社のブランドイメージを効果的に伝えるコンテンツを発信します。

あいさつメッセージ

友だち追加時に配信される最初のメッセージで、ユーザーに強い印象を与える重要な要素です。最大5つまで吹き出しを設定できるため、広告と連動した内容にするなど、メッセージの内容を工夫して、ユーザーの関心を引き続けましょう。

リッチメニュー

トーク画面の下部に固定で表示されるメニューで、LINE公式アカウントの機能や外部サイトへのリンクを設定できます。

リッチメニューは画面を大きく使うため、視覚的なインパクトが強く、高いクリック率が期待できます。リッチメニューは、広告の訴求内容にあわせて設定することで、さらなる効果が見込めます。

リッチメッセージ

画像やテキストを組み合わせて配信できるメッセージ形式です。

画像つきメッセージで伝えることで、商品の魅力やキャンペーン情報を視覚的に訴求することができます。リンク先を自由に設定することができるため、メッセージの内容に合わせたリンクを活用して、ユーザーを誘導しましょう。

まとめ

LINE公式アカウントの友だち追加広告は、自然な流入により関心度の高い友だち獲得が見込めます。友だち追加後は、公式アカウントを活用し、ユーザーとのコミュニケーションを通じてビジネスの成長を目指しましょう。

LINE広告の使い方についてはこちらの記事もご参照ください。