YouTubeの動画広告を効果的に運用するポイントを解説

YouTubeのユーザー数×Googleのターゲティング

YouTubeは動画配信プラットフォームの中で、最大級のユーザー数です。

年齢層も幅広く、全年齢をカバーできるほどのユーザーボリュームです。

このユーザー数に対し、Googleのディスプレイ広告などでも利用可能な、興味関心、キーワードなどを用いた詳細なターゲティングを活用することでB to Cのみならず、B to Bの商材の訴求においても高い精度で実施できます。

自社のサービスや商材に近いキーワードを検索したユーザーに動画広告を出すことも簡単にできます。

動画フォーマットの情報量を活用

動画フォーマットによる情報量の多さは、詳しい説明が必要な商品やサービスに対して有効です。

もちろん「情報量が多い = 尺が長い」だけではなく、情報量の多さを感じさせない没入感を作り上げることも重要です。

情報量の多さを活かしLPで説明していた要素を動画に取り入れることで、より説得力のあるクリエイティブを作ることが出来ます。そうすることでLPとの一貫性も増し、広告の効果アップが期待できます。

さらには、自社のチャンネルで補足のコンテンツを配信するなどし、ユーザーの購入意欲を育成していく戦略と組み合わせることで、YouTubeという媒体の力を活かすことが出来るでしょう。

広告で気をつけるポイント

広告を開始・運用する上で様々な点に気をつける必要があります。

ここではYouTube広告において気をつけるべき4つのポイントを共有させていただきます。

動画広告の要件を満たすこと

YouTubeの動画広告は、Googleの動画広告の要件を満たす必要があります。

気をつけて制作すれば問題ないと思いますが、動画制作には多くの工数がかかるため念のため要件を確認してから制作に入る方が良いでしょう。

広告とチャンネルの関連性

広告とチャンネルの関連性が重要です。

というのも、広告を見たあとでチャンネルを見に行くことがあります。

そのチャンネルと広告の内容が大きく違うとユーザーからの信頼感や情報の整合性がなくなり、広告自体の信用を失ってしまうことに繋がります。

チャンネルに表示されているブランド名と広告で謳っている商品名やサービス名が関連していることをチャンネル内でもしっかりと分かるようにしておきましょう。

広告とLPの一貫性

広告とLPの一貫性も重要です。

広告からLPへアクセスしても、見た目や内容が異なるとユーザーは違和感を持ちます。

このような心理状態では、その商品やサービスを正当に評価することが出来なくなります。

それらを回避するためにも、広告で利用している素材やキャッチコピーなどは、なるべくLPでも使うようにしましょう。

そうすることで、広告とLPの一貫性が保たれユーザーにとって受け入れやすい広告となります。

これはYouTube広告以外の運用型広告でも同様ではありますが、長期で広告運用をしていくと動画素材の変更にLPが対応していないことやその逆の問題が発生することが考えられます。

特に、動画の変更とLPの変更ではコスト差が大きくなってしまうので、一緒に変更するコストを見込んでいるかどうかも一つのポイントとなります。

また、素材は変更せずキャッチコピーのみの修正に留めるなども手段としては検討できるでしょう。

実際の広告配信フォーマットで確認すること

動画広告のプレビュー機能を使いYouTube上での実際の見た目を確認しましょう。

大きなディスプレイでの確認だけではなくスマートフォンでも文字サイズや表現の伝わり方を確かめる必要があります。

ユーザー数と動画ならではの高い訴求力を活かせるかが鍵

動画広告は、ディスプレイ広告と比べて、ターゲティング精度やクリエイティブの内容がより重要な要素となります。

膨大なユーザー数と、動画フォーマットならではの高い訴求力を活かすことで、適切な運用がなされれば他の広告媒体を上回るリターンを得ることも可能です。

ただし、他の運用型広告以上にPDCAサイクルの精緻な運用と多くのリソースが求められるため、計画的な戦略と分析が不可欠です。それでもなお、取り組むだけの価値がある非常に有望なプラットフォームだと言えるでしょう。