リスティング広告のインプレッションシェアとは?その活用方法を解説
リスティング広告は、検索広告とも呼びGoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果の上部などに表示されるテキストベースの広告のことです。
例えばGoogleであれば、「スポンサー」と表記があり、他のオーガニックな検索結果とは違いが分かるように表示されています。
リスティング広告の仕組みは、事前に登録したキーワードとユーザーが検索した語句をベースに、広告システムが他の様々な要素を評価した上で広告を表示すべきかを判断し表示するものです。
この仕組みを通し、広告が表示されることをインプレッションと言います。
基本的には広告枠の表示を毎回競争して勝ち取る必要があります。その結果、表示されたりされなかったりするので検索したユーザーに対し毎回インプレッションが発生するとは限りません。
本記事では、このインプレッションを活用して広告を改善するポイントを解説します。
- インプレッションシェアのことが分かる
- インプレッションシェアを利用した広告の改善方法が分かる
インプレッションシェアとは
広告が表示できる可能性があった機会すべてに対し、実際にどれくらい表示されたのかを示すインプレッションシェアという指標があります。
例えば、1,000回表示できる機会があり、そのうち400回で表示された場合はインプレッションシェアは40%となります。
これは、言い換えれば60%は他社の広告が表示されたということになります。
広告の運用において、このインプレッションシェアを利用し広告を改善することが可能です。
インプレッションシェア損失率から広告を改善
インプレッションシェアに関連して、インプレッションシェア損失率という指標があります。
このインプレッションシェア損失率では、原因が「予算」か広告の「ランク」のどちらかの場合にインプレッションを逃した割合を確認することが可能です。
インプレッションシェア損失率(予算)の場合
この損失率を抑えるには、広告予算を上げるか入札単価の調整を行います。効果が出てないキーワードを見直すことで、他のキーワードへの予算消化を促すように改善することも効果的です。
インプレッションシェア損失率(ランク)の場合
こちらは、広告のランクを上げる必要があります。
広告ランクは、Googleによると下記の6つの要素から算出されるとのことです。
- 入札単価
- 広告とランディング ページの品質
- 広告ランクの下限値
- オークションにおける競争力
- ユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)
- 広告アセットやその他の広告フォーマットの効果
まず、入札単価については上限を設定しているのであれば上限を上げることを検討しましょう。
他に、手をつけられそうな要素としては広告とランディングページの品質です。
広告の品質は、広告文を改善することで向上します。この改善に注力しましょう。
またランディングページの品質も重要です。
ランディングページと広告との関連性、ユーザー体験の向上などを意識し改善していきましょう。
広告アセットも可能であれば、できる限り登録をしておきましょう。
これらを実施することで、少しずつ広告ランクが上昇しインプレッションシェア損失率が改善されるはずです。
また、これらの考え方はディスプレイ広告の場合にも適用することが可能ですので、参考にしてください。