AIからの流入は0.1%?それでも無視できない理由と、今サイト運営者がやるべきこと
皆さんのサイトの流入の内、AIからの流入はどのくらいの割合を占めていますか?
世間で騒がれているように検索がAIチャットに置き換わるのでしょうか。
本記事では、ChatGPTなどのAIのトラフィックやGoogleの検索への影響をまとめています。
AIからの流入はまだ多くない
本サイトでは、AIからのトラフィック流入は全体の0.1%程度となっています。
Ahrefsによるとほとんどのサイトで、0.2%以下となっているようです。
この数値は、AI側のリファラの削除などが原因でダイレクト扱いになっている場合もあるようなので、もう少し多めに見ておいても良いと思います。
ほとんどのサイトで流入への影響は軽微だと言っても良さそうですが、AIとのチャットの中で頻繁に引用されるコンテンツがあるサイトは、トラフィックが大幅に増えているケースもあるようです。
ChatGPTのショッピングアシスタントやGoogleのAIモードのような検索結果をまとめたり、検索より適切な情報提供をAIから行うというトレンドは継続しています。こうした機能を利用したAIからのトラフィックは、今後も増加していくことが予測できます。
そこで、サイト管理者、運用者が取れる最善の手立てとはなんでしょうか。
最初の入り口として、現状の自社サイトのLLM経由のトラフィックを計測することが重要であると考えます。
サイトの流入経路を把握しておくことが、変化に気がつく第一歩となります。
ただし、ここで重要な落とし穴もあるので注意が必要です。Googleが2025年に立て続けにリリースしたAIモードとAIの概要ですが、両機能からのトラフィックは、Googleの検索と一緒にされてしまうようで分離されないようです。
なので、実際の流入経路を把握するのは困難であることも同時に理解しておく必要があります。
AIに引用されるには
AIに引用されるような工夫はあるのでしょうか。
AI OverviewやAI ModeはクローラーやインデックスといったGoogleの通常の検索と処理プロセスと同じフェーズ経て、情報を処理しています。つまり、SEO自体がAIに関係する検索についても有効であると考えます。
それでもAIに引用されやすいコンテンツは存在するように感じます。
AIモードなどでも露出されるようなコンテンツ、今後重視されるコンテンツとはどのようなものなのでしょうか。
まず、AIの要約では代替できないコンテンツが有利になることは間違いありません。
そのようなコンテンツの代表格は、自身の経験、体験から得られた1次情報でしょう。専門知識も深いほど良いでしょう。人間らしい言葉、表現、感覚を大事にすることも差別化の一つになるのではないでしょうか。
また、マルチモーダルであることも重要です。
テキスト以外の様々な形式での表現がさらに求められるようになるでしょう。
Googleの記事にも様々なヒントがあり、参考にしてコンテンツを作成しましょう。
記事の鮮度が重要という視点も
AIに引用されるコンテンツはオーガニック検索で上位に表示されるコンテンツよりも、新しさが重視され選ばれる傾向があるようです。
正確な理由は不明ですが、ほとんどのAIは学習データに加えRAG(検索拡張生成)を通じて最新の情報を収集し、回答の精度を高めます。このRAGのアルゴリズムに、鮮度を重視するような処理が入っていると推測できます。
引用されるようなコンテンツ探しのヒントはAIに
引用されるようなコンテンツのアイデアや足りないコンテンツを見つける手法も少しずつ開拓されています。AIモードの回答結果の際にどのような参照元が採用されているか、注意深く観察しましょう。それらから、サブクエリを推測していくような手法が現実的な手法となります。
検索キーワードに沿ったコンテンツ制作ではなく、検索意図、ユーザーがその奥に求めているものを考えながらコンテンツを作成することが、ユーザーを満足させるコンテンツへの近道です。それらを作っていくことがAIにも引用されやすいコンテンツに繋がるはずです。このあたりは、SEOの延長上として地道に取り組んでいきましょう。
AIと向き合いつつ今まで通り進む
2026年もAIの性能は飛躍的に伸び、現時点では想像できていないような使い方が出てくるはずです。ChatGPTのショッピング機能の強化やVisaのIntelligent Commerceのような購買エージェントを使うことが当たり前になれば、ユーザーの消費行動も少しずつAIに置き換わっていくでしょう。ただ、それでもしばらくは検索エンジンはユーザーの行動のメインストリームを維持するでしょう。
今まで通りSEOに取り組みつつ、AIの動向も注視する。そのようなスタンスが現状はベストではないかと思います。
